表彰盾やトロフィーなどレーザー彫刻加工で表現する文字
弊社にいただけるご注文の中でも最も多い加工方法がレーザー彫刻加工です。この方法は「レーザー加工でどのくらいの大きさの文字が入るのか?」でもご紹介させていただきましたがまずご要望の多い指定書体での彫刻が容易で細かい文字が彫刻可能、また自社工場での作成で短納期が可能というメリットがあるからです。しかしながら万能と思えるレーザー彫刻加工も文字のサイズや彫刻方法、デザインの形で多少の制限が出てきます。そこで今回は表彰盾への加工で細かくご説明させていただきます。
表彰盾・優勝盾へのデザインは基本的に2通り
表彰盾にレーザー彫刻するデザインとして2通り挙げられます。まず多いのが上図右側の文字やロゴを彫刻するデザイン。そして上図左側の地面を彫刻して文字を残すパターンです。これはお選びいただく商品にもよりますが透明度が特徴のアクリル素材の優勝トロフィーや重量感と高級感を合わせ持ったクリスタル楯やトロフィーなどは透明感を残したいので文字やロゴを彫刻しますが金属プレートなどに彫刻する場合は地面を彫刻することによって文字やロゴを金属プレートの色(金や銀)で残すことが出来るため金属プレート独特の色合いを文字やロゴに表現することが可能です。
地面と文字、どちらを彫刻するかによって仕上がりが変わってきます。
上記でもご説明させていただきましたとおり、地面と文字彫刻することで表現が変わってきますが彫刻する場所によって仕上がりが変わってくるのも事実です。まず、通常多い彫刻は文字やロゴを彫刻しますがこの場合、版下原稿に近いイメージで彫刻されます。彫刻は実際は印刷と違い、多少広めに彫刻されてしまうからです。目の錯覚もありますが文字やロゴを彫刻したほうが版下原稿に近いイメージで仕上がります。その反面、地面を彫刻すると残したい文字の残りが版下原稿より少なくなる傾向にございます。特に明朝体で彫刻された場合は横線が細い為、彫刻後は横線がなくなってしまうことも少なくありません。地面を彫刻する場合、文字の面積を若干でも広くデザインするかもしくは、弊社が彫刻する際に若干太く彫刻されるように調整するかのどちらかになります。明朝体ではなくゴシック系の文字でデザインする場合は明朝体ほど調整は要らないかも知れません。